どうして子供の受け口はNGなの?

「様子を見ましょう」じゃ治らない!(受け口自然治癒率:6~7%)

お母さん
三歳児検診で、受け口だけど様子を見ましょう」と言われたんですが・・。
どうしたらいいんでしょうか?
確かに見た目は気になるんですが・・・。

先生
気にはなるものの「あくまでも見た目の問題だけじゃない?」と思っているお父さんお母さんがほとんどだと思います。
基本的には、皆さん「見た目」を気にされます。
子供のころの「受け口」が「しゃくれアゴ」を誘発すれば、大人になってからのコンプレックスになります。
それプラス、もっともっと大事なことがあるんです。

お母さん
・・・そうなんですか??

先生
では、どうして受け口が困るのか一緒に見ていきましょう。

見た目だけじゃない!受け口の「NG」な4つの理由って?

1. 一番大事なことは、アゴの成長。

アゴには「成長の順番」があります。
「上アゴ」が先に成長して(6~9歳)、その後に「下アゴ」が後に成長します。
(男の子は10~17歳、女の子は10~14歳)
これは誰でも一緒なんです。

だから、子どもの頃は誰でも「出っ歯の時代」があるのです。
専門用語で「アグリー・ダックリング・ステージ(ugly duckling stage:みにくいアヒルの子の時期)」と言います。
童話の「みにくいアヒルの子」からその呼び方をとっています。

「上アゴ」の成長時に、受け口だと「下アゴ」が「上アゴ」の成長をロックしてしまうのです。
物理的に引っかかって、上あごが成長できないのです。

受け口図

2. 「やっぱり見た目」も大事

「人の第一印象を決める要素」は

見た目(Visual)55%

声(Vocal)(高さ・大きさ・話し方)38%

内容7(Verbal)%

というメラビアンの法則(アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが1971年に提唱)があります。

また、見た目のよさは将来の年収を左右するというデータもあります。

0120-016-487

3. 「しゃくれアゴ」予防になる

「上アゴ」の成長期(6~9歳)のあと、今度は「下アゴ」の成長の時期が訪れます。
この際、「上アゴ」が成長せず、「下アゴ」が成長するので、あごの先だけが成長し、形がいわゆる「しゃくれ」になります。
実は、思っている以上に大人になって「しゃくれアゴ」を気にしている人は、とても多いのです。
実際「しゃくれ」の外科手術を行う医院が多くあります。
子供のうちなら、アゴの形状も噛み合わせも矯正できますが、大人になると噛み合わせの矯正はできても、しゃくれたアゴの形は骨を削るなどの外科手術をしないと治りません。

先生
受け口(反対咬合:はんたいこうごう)のまま大人になって、骨が固まった場合は、基本的には矯正するときはアゴを削らないかん、外科治療をすることになるんです。
美容外科の世界になっちゃうんです。
他の医院さんに何人か紹介したことあるけど、まず大変。
あごの骨を切って後退させるために、この辺を削るから大変。

先生

~外科治療した場合~

・お金も2~300万円かかる

・削るから腫れる

・2週間ほど入院が必要

・見た目を治すだけなので、噛み合わせはめちゃくちゃになる(何ミクロンの調整なんてできない)

・痛い

4. こども~おとなに至るまで「体の不調」「不定愁訴」予防になる

受け口がどうして体の不調の原因になるか?
残念ながら、受け口の状態での歯の噛み合わせは、良くありません。
噛み合わせが悪いことで、あごの筋肉のバランスが取れていない状態が慢性化します。
そのことが頭痛・肩こりなどを引き起こすことは良く知られています。
先生
先ほどお話した、外科手術ですが、見た目はキレイになるんだど、受け口のオペ(手術)した人はほとんど不定愁訴になる。
実際に当院に大人の方でしゃくれアゴのご相談に見えて、外科に紹介したケースであった話です。
見た目は治るけど、体の調子はダメになります。

お母さん
なるほど・・。見た目だけの問題じゃなくて、いろいろなことが起こることがわかりました。

先生
わかってもらえてよかったです!

お母さん
ちなみに、受け口って先天的なものなんですか?

先生
昔は8~9割が遺伝と言われてきたんだけど、最近は遺伝は2~3割という論文が多いです。
後天的な要因、口とベロの筋肉を授乳で使うことが大事なようです。

お母さん
なるほど、そうなんですね。さらに勉強になりました!