大人になってどんな風に悩んでいるの?

受け口のまま大人になると、どんなことに困るのでしょう?
先生の言葉で一番印象深かったのは
「(ココで治療するには)遅いと気づいて涙する子をもう見たくない」
という言葉です。
ちなみに受け口の子は、具体的にどんな事で大人になって困るのでしょうか?

受け口のために大人になって困ること

A.発音がしづらい
B.噛みあわせが悪くなる(ご飯が食べづらい)
C.集中力が続かない
D.脳の働きが悪くなる(歯根膜の刺激は脳の前頭前野・海馬を活性化する)

どうしてそうなるのでしょうか?
理屈がわかれば合点がいきます。
分からないことは、先生にズバリ聞いてきましょう!

お母さん

受け口で困っている大人って、先生はどれくらい診てきたのですか?

先生

言ったら切りがない。
私が「受け口の治療は子供のうちに」という理由は、「あごが柔らかいうちに治そう!」ということなのね。
歯並びはある程度大人になって治せるけど、あごの骨は治せないんです。
骨格性のもの(あごの骨)は治せない=ベロの位置も治せないんです。

大人の矯正で、咬み合わせとベロの位置はある程度は治せます。
でも、舌房(ぜつぼう)といって、いわゆる「ベロの置き場」の位置の変えるのは難しい。

舌房、つまりベロの置き場が大きいほどいいのね。
矯正では骨格は変わらないから、骨を削る。

受け口だと、ベロの置き場が狭くなる、そのために「呼吸が困難になる」ということは、「精神的に下向きな人生」、つまりめまい、肩こり、を抱えた人生になるんです。

お母さん

・・・自分の子供がそんなことになったら、絶対イヤですね。

先生

人生は、後戻りができないんです。
大人になっての治療と違って、子供のうちの治療は人生を変えることができる、チャレンジすることができる。
それが親からの一番のプレゼントだと思うんです。

100人子供がいたら、受け口の子は4~5人。
その中で、受け口が自然に治る確率が、6%。
受け口を治療しなかったら、100人のうち3人くらいは受け口のまま一生を過ごすことになるんです。

お母さん

受け口の子が、1学年に1人いるような感じですかね。

先生

普通にいると思います。
そして、受け口で「様子を診ましょう」という先生が9割くらい。

子供が2歳くらいの時から受け口で、どこの歯医者さんに行っても「様子を診ましょう」と言われて「どうしよう」と思っていたお母さんから相談を受けました。
「うちに来てごらん」といって治療を始めたら、受け口は一年くらいで治りました。
受け口は、スタートが早ければ早いほど、早く治ります。

お母さん

なんで歯医者さんなのに「受け口だけど様子を見ましょう」って言っちゃうんですか?

先生

大学で教えてくれてないんです。
うちに来る人は「受け口だけど様子を診ましょう」という言葉を疑っている人が多い。

「早く(歯医者に)行かなアカン」と思って、ホームページみて「やっぱりそうジャン!」と思ってくれるわけです。

このホームページを、熟読してくるお母さんが多くて「私、話すことないやん」と思ったけど(笑)、それくらいぐらい気にしているということですね。

お母さん

すみません・・(笑)。そんな中で印象的な患者さんはいますか?

先生

受け口がの15歳の男の子の高校生がいたのね。
気になっていて来院しただけど「ごめんね、15歳だから無理だから・・うちではできへんけど・・」と言うことしか出来なかった。
その男の子は涙を流していました・・受け口の子、外科に3人くらい紹介しています。

でも受け口の外科手術は全身麻酔だし、実際痛いし、腫れるし、お金も何百万もかかるし。
あごを切って引っ込めるから、噛み合わせが良くなる訳がないんです。
受け口の手術をすると、確かに見た目は治ります。
でも、呼吸がしにくかったり、アトピーが出やすかったりで、ホント大変です。

もうこれ以上、遅いと気付いて涙する子を見たくないです。

お母さん

そうですよね。悲しすぎますね。無知の知、ですね。早く気づいてほしいですね。

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